不正咬合に関するうんちく!満載!

スマイル博士のちょっといい歯の話G

 

不正咬合の予防 その2 (乳歯といっても無駄にしないでね!)

 

どうしたら、歯並びが悪くなるのを防ぐことができるのか?

 

乳歯(子供の歯)は抜けても下から永久歯がでてきますので、
結構安易に考えている方が見えることと思います。しかしながら、
下顎の第二乳臼歯(6歳臼歯の直前の歯)は食物を咀嚼する働きの他に下からはえてくる永久歯の場所取りをしてくれています。
つまり、この歯だけが下からはえてくる永久歯より3ミリも大きいのです(図1)。

 

たかが3ミリというかもしれませんが、両方で6ミリのスペースの確保になります。
6ミリといいますと下の前歯一本分以上のスペースが確保できることになります。

 

すなわち、歯列にデコボコがある場合、歯が重なりあっている部分の合計が6ミリ以内であれば、
6歳臼歯が前にこないような装置(ホールディング・アーチ=図2)をつけることにより、
デコボコがほどける可能性があります(図3)。

 

一度6歳臼歯が前に来てしまうと骨の中に埋まっている14歳臼歯も一緒に前に来てしまいます。
そうなると折角場所取りをしていた6ミリのスペースが無駄に消費されることになります。

 

第二乳臼歯がグラグラしてきましたら、自然に抜けるのを待つよりもかかりつけの歯科医院でご相談下さい。

 

 

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